セプテンバー

九月になった

君は歳をとらなくなった

死人だから

誕生日が過ぎた

わたしたち五歳離れていたのに

ずっと年上だったはずなのに

わたしたちいつか同い年になる

そして

わたしが君を追い越す

君のこと

思うと泣いてしまう




知っている人と三回寝た

まだ、こんなバカげたことしちゃうんだ

、て自嘲しちゃうくらい

本当にバカげている




一回目は気持ち悪かった

何もかも気持ち悪くて

数日吐きそうになった

何も食べたくなかった




二回目と三回目は

たくさん食べた

食べて食べて食べて

気持ち悪くなった



そんなんでも

寂しいから

とか

1人は嫌

とか

御自分に甘えた考えで

どうせ寝てしまう





そうやって

君が大事にしたわたしを

ダメにする作業を

繰り返す






君にいつか会えたら

君はわたしにガッカリするよ

わたしもわたしにガッカリしている

心底、ガッカリだよ