ハッピーの続き

「君の幸せを願っている」なんて無責任な言葉は反吐が出るだったら、てめーが幸せにしろよて、思うし自分のしあわせくらい自分の責任で確保する暖房が効きすぎた車内は気持ち悪いし歯を磨きたいしベッドに潜り込みたいし服も下着も脱ぎ捨てたい人を抜かすこ…

君のこと、

君のことは好きで好きで仕方ないけどなにもかもをくれてはやれないよ

遠い

近過ぎたり遠くなったりちょうど良い居心地の良い場所にいられない

NO change

ライブ行ったからって美術館行ったからって本をたくさん読んだからってたくさん話を聞いたからってわたしは何も変わらない

だった

わたしあんなにあの人のこと好きだったのに好きだったのに、今は手離してもかまわない

投身投影

わたしが彼に自分の夢を重ねて見たり彼女をなりたかった女の子の象徴にしたりする、行為をしているんじゃないかて、いう曖昧な投げやり

原型の幻想

インターネットは吐き出すのにお手軽な場所でインターネットは吐き出すものを忘れさせてしまう何かへの衝動や思考や感情を うまく出せなくて でも、出したくて そういう時にとてもお手軽なのに好きな人やものを見つけて眺めるのもお手軽で そうして、 その人…

えすえぬえす

僕の心も身体も言葉も散漫なのは無作為にだらしなく漏らしているからだ昔の方が何も喋らず自分のせかいを構築出来たのは子供だったから今はみっともない大人になったものだ

真夜中の喚き方

わたしはぎゃんぎゃん感情のままに喚く夜中の人が少ない車両で駅から家までの帰り道にオリオン座がきれいに見える時間にひろせさんはしあわせにならなくちゃという呪いの言葉とわたしはしあわせになんかなってはいけないという救いの言葉に挟まれて逃げられ…

心境と環境と近況

去年の年末に滑り込みで (この表現は適切ではないのかもしれない) 現れた男の子八つも歳下で、背が高い、絵描きの子 (以前のわたしだったら考えられない) (それほど恋が盲目なのか)当たり前の様に現れて 当然の様にそばにいる誰かのことを特別に思うこ…

さようならのつづき

消化されるスピード幸せな話より悲しい話に心が揺らされるのは何故だろう好きな人たちの笑顔を見るたびに僕には届かないせかいに感じる次は11月の8日まで生きれば良い

曖昧な他人

だれか、特定の君ではなくて(特別な君はいないもの)どこかのだれかに全てを委ねたくなる

そんな男はやめて僕のところにおいでよ

いつも思うそんな男より僕の方が君を大事に出来るよて、中学、高校の時から西武線の準急に乗りながら手すりに寄りかかって前に立っている女の子を見ながら僕の方がよっぽど君のこと思っているだけど女の子たちはいつも僕を選ばない男の子を選ぶ僕は男の子じ…

ゆらり

今、わたしの中でのんびりと揺れている感情はゆったりすぎて掴めなくてあまりにも遅いので本当は揺らいでいないのかもしれないそのくらいの揺らぎでエメラルドグリーンと水色が混ざったようでも、これもわたしの幻想かもしれない相談は好きじゃないのだって…

(700) Days of Summer

まわりにまわる

わたしの女子校時代の友人が 目白でお店を開いていて その隣の喫茶店とはその縁で通う様になり 仕事帰りに通う池袋の喫茶店のマスターによれば うちのお客さんはそこと掛け持ちが多い 、らしく 池袋の喫茶店のバイトくんが目白住まいなので 隣の喫茶店を紹介…

五番ホームと二番ホームの間

池袋の改札まで一緒僕は五番ホームで君は二番ホーム電光掲示板を見ながら終電は、まだまだ先だしどうしようかなて、お互い探り合いをしていると君は決まってねぇ、家においでよて、言う僕はそれを待っていてじゃあ、終電までて、答えるそれまでは、あくまで…

眠れない

君の腕を探してるそれさえあれば何もかも上手く行くような気がするよ

わたしは忘れないで

忘れて 忘れて 忘れて下さいわたしのことはどんどん忘れて下さいお願いですわたしは君のことを忘れないで下さい君の細部まで忘れないで下さい君と過ごした日々を全て忘れないで下さいお願いです

五月の終わりと六月の始め

池袋から目白に歩くのは好きで その間に住んでいるから その子のことも好きになったんだと思う。六つ下の友人 (これからゆっくり仲良くなれそうな) が、出来た。 出来た、ていう表現は いつも違和感を感じる。僕たちはまだ出来ていないのかな。これが所謂…

わたしはいつも彼が死ぬことを考えていた

わたしたちの関係はとても気楽で危うかったわたしは交際をしていた人がいて その人と結婚をする約束もしていただから彼と真剣に向かい合うこともなく 当時の交際していた人と合わない趣味が 彼とはするりと合い 時間を持て余したり 誰かと食事したい時は 真…

遠近感

休日はだらだらと過ごすこれでもかっ、て布団を愛して手放さない犬が寂しそうに見てるから起きて挨拶をして紅茶を飲んでトーストを焼くもうお昼は、とうに過ぎている散歩に行って身軽になれるのは夕方くらいそこから何処かへ出掛けて何かをしたら早くて22時…

なにかとなにか

生活をしている何かを構築したり、吸収したりはしないただ、怠惰かもしれないが生活をしているネットには面白い話や絵が溢れているしテレビからはニュースが流れてるそれはどれもわたしのせかいからとても遠いように感じる本当はどれも現実でわたしの生活に…

いつ、なんて知らないよ

14日は君の月命日いつからか、泣かなくなったあんなに君が死んでから*ヶ月て、数えてたのにいつからか、判らなくなった一年と四ヶ月君がいないせかいが続いて一年と四ヶ月いつからか、君のことを考える時間が減ったいつから?いつから、わたしたち離れたの…

すきすきだいすき

わたしが「すき」と、言うと彼は「ありがとう」て、言う わたしが好きだからあなたも好きになってあなたも好き、て言って ありがとう、て良い言葉なのにこんなにも複雑になるなんて知らなかった

最後の最期

彼の話には当然ながら終わりがあるその間の話もその後の話もたくさんあるだけど、わたしは終わりを記す彼は生きてたけれど彼は死んだ 終わりの話一年と三ヶ月経った今より一ヶ月経った泣きながら書いた何にも考えずに書いたあの時の言葉の方がやっぱりリアル…

最初のさいしょ

初めて彼に会ったのはわたしが20で彼が25の時だった。大学を中退して、なんとなく始めたバイト先に彼はいた。いつ、どこで、初めにどんな会話をしたかは覚えてない。いっぱいいた職場の先輩の1人だった。当時のわたしからしたら(今だって初めて会えばそう思…

はじめに。

彼の話をしよう。2010.09.1431歳で生涯を終えた彼の話を。(少なくとも彼は死にたくなかった)日本海に面した地方に生まれ、育ち大学の進学とともに東京に来た彼の話を。28で人生の残り時間を知った彼の話を。そして、これは彼の最期の恋人になった、わたし…

なにひとつかなわずに

ありきたりなハッピーエンドを頂戴そのハッピーエンドの続きも知りたいよエンドロールが流れてもまだ立ち上がれないだって、エンドロールのあとにサービス映像とかあったりするじゃんねぇ会場明るくしないでアンコールさせてカーテンコールさせて退場しない…

セプテンバー

九月になった君は歳をとらなくなった死人だから誕生日が過ぎたわたしたち五歳離れていたのにずっと年上だったはずなのにわたしたちいつか同い年になるそしてわたしが君を追い越す君のこと思うと泣いてしまう 知っている人と三回寝たまだ、こんなバカげたこと…