真夜中の喚き方

わたしはぎゃんぎゃん感情のままに喚く

夜中の人が少ない車両で

駅から家までの帰り道に

オリオン座がきれいに見える時間に

ひろせさんはしあわせにならなくちゃ

という呪いの言葉と

わたしはしあわせになんかなってはいけない

という救いの言葉に挟まれて

逃げられなくなって

(もともと逃げる気もないが)

(そもそも逃げる て、何から?)

喚き散らす

Twitterで夜中にあまり良くない感情を撒き散らす

(だって誰かしらには見てもらいたいもの)

(わたしはこんなに可哀想なの)

(誰かに慰めてもらいたいし許されたい)

わたしのかわいい恋人も見ているから

もう、そこにもあまり言えないのだけれど

かわいい恋人の友達が心配して

かわいい恋人が

いつものことだよ

て、言うのが

とても理不尽な思いだけどすごく嫌だった

いつものこと。

そう、いつものことね

いつも喚くし直ぐに立ち直れるけど

だからって

悲しみが減るわけでもなんでもないのだよ

わたしはわたしに許されたいし

この苦しみが消えることが

とても怖い

勝手に追い詰められて勝手に憤って

勝手に元気になるの

大丈夫

わたしは勝手に生きるし死ぬ