真夜中の喚き方

わたしはぎゃんぎゃん感情のままに喚く

夜中の人が少ない車両で

駅から家までの帰り道に

オリオン座がきれいに見える時間に

ひろせさんはしあわせにならなくちゃ

という呪いの言葉と

わたしはしあわせになんかなってはいけない

という救いの言葉に挟まれて

逃げられなくなって

(もともと逃げる気もないが)

(そもそも逃げる て、何から?)

喚き散らす

Twitterで夜中にあまり良くない感情を撒き散らす

(だって誰かしらには見てもらいたいもの)

(わたしはこんなに可哀想なの)

(誰かに慰めてもらいたいし許されたい)

わたしのかわいい恋人も見ているから

もう、そこにもあまり言えないのだけれど

かわいい恋人の友達が心配して

かわいい恋人が

いつものことだよ

て、言うのが

とても理不尽な思いだけどすごく嫌だった

いつものこと。

そう、いつものことね

いつも喚くし直ぐに立ち直れるけど

だからって

悲しみが減るわけでもなんでもないのだよ

わたしはわたしに許されたいし

この苦しみが消えることが

とても怖い

勝手に追い詰められて勝手に憤って

勝手に元気になるの

大丈夫

わたしは勝手に生きるし死ぬ

心境と環境と近況

去年の年末に滑り込みで
(この表現は適切ではないのかもしれない)
現れた男の子

八つも歳下で、背が高い、絵描きの子
(以前のわたしだったら考えられない)
(それほど恋が盲目なのか)

当たり前の様に現れて
当然の様にそばにいる

誰かのことを特別に思うことが
まだ、わたしにも出来るのだ

君とは全く違う男の子

わたしは、ようやく
君をきちんと正しく
あいせるようになったのかもしれない

あいしてる
て、まだ若い恋人には言えないけれど
いずれそう思えるのか
そう、思いたい

ありがとう。
たくさんの感謝とあいを君に

そんな男はやめて僕のところにおいでよ

いつも思う

そんな男より僕の方が君を大事に出来るよ

て、中学、高校の時から

西武線の準急に乗りながら

手すりに寄りかかって

前に立っている女の子を見ながら

僕の方がよっぽど君のこと思っている

だけど女の子たちはいつも僕を選ばない

男の子を選ぶ

僕は男の子じゃないから

いつも君たちにやきもきしながら

愛おしいのに全く触れずに

横からやってきた男に汚される様を見る

そんなに泣いてるのに

苦しいのに

ねぇ、僕のところにおいでよ

そんな男やめちまいな

ゆらり

今、わたしの中で

のんびりと揺れている感情は

ゆったりすぎて掴めなくて

あまりにも遅いので

本当は揺らいでいないのかもしれない

そのくらいの揺らぎで

エメラルドグリーンと水色が混ざったよう

でも、これもわたしの幻想かもしれない

相談は好きじゃないの

だって相談て、きっと答えが決まってるもの

誰かに後押しして欲しいだけ

わたしの昔の言葉に

また、わたしは縛られる

わたしは、今

何を後押しして欲しいのだろう

誰に話せば良いのだろう

そもそも

話すことなのだろうか

この小さな揺らぎを抑えて

安心と退屈で埋れたい